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分かっちゃうものなんですよねえ意外と、と彼女は言った。

 「やっぱりそうだったんですね」
  
 「やっぱり?」と私は聞き返す。

 「ええ」と彼女は言う、「そうなんじゃないかなあって。感じました」

 「分かるものなんですか」

 「ええ」と彼女は言う、「分かっちゃうものなんですよねえ意外と」


 
    #

 時間をかけて、わかりあっていくというのも方法の一つ。
 でも、最初から、それこそ、ほぼ一瞬に、あれやこれやを見抜いてしまう事もあるわけです。
 見抜かれてしまったときに、それを心地よく思えるか、あるいは生理的に嫌悪と感じてしまうか。
 
 
 「でも重要なのは、ここからです」

 彼女の言葉を私は待ったのですよ。その続き、これから語りだすという何かを。

 「たぶん」私は会話を試みる、「外れると思うわよ?」

 「ええ」と彼女は言う、「それならそれでいいんですよ。だって」
 
 だって?

 「当てる事に意味なんてないもの」

 私はコーヒーを見下ろします。

 それから彼女の、そう、彼女の瞳ではなく、眉間のあたりを、見るのです。

 「外れたら外れたで、正解を教えてくださればっ、て、何かついてます?」
 
 「うん」私は答える「もうひとつ、目が」そこにある気がするのですよ。

 「おもしろいこと言うのねえ」

 それから彼女は私の名前を初めて呼び捨てにしてから、

 「じゃあね。もう当てちゃいますからね。いいですか」

 と、ひとつの結論を声に出すのですよ。











 


 
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まとめ【分かっちゃうものなん】

 「やっぱりそうだったんですね」   「やっぱり?」と私は聞き返す。 「ええ」と彼女は言う、「そう

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